トップに戻る検討のすすめ方 検討ワークショップの報告
 

 第2回 市民活動支援コーナー検討ワークショップのご報告
   日時 平成14年2月23日(土)午後2時〜午後4時
   場所 世田谷文化生活情報センター3階「市民活動支援コーナー」

   世田谷文化生活情報センター3階の市民活動支援コーナーは、9月10日の暫定オープンから、早いもので半年が過ぎました。
 昨年12月1日に実施した「第1回検討ワークショップ」では、このスペースを使いやすくするにはどうしたらよいか、またどのように使ってみたいか、を中心に、参加者のみなさんと意見交換を行いました。そして、この検討ワークショプで出された提案や利用者のみなさんからのご意見に基づいて、事務局では、貸し出し方法や備品の導入等の点で順次改善を進めてきました。
 今回、こうした過程やご意見を踏まえ、平成14年度の本格オープンに向けた、より具体的な機能や運営、スタッフのイメージについて考えるために、「第2回検討ワークショップ」を2月23日(土)に実施しました。出席者は20名ほどで、前回に引き続き出席していただいた方も多くいらっしゃいました。
 前半は、第1回検討ワークショップで出された意見を振り返るとともに、事務局から、これまでの利用状況やコーナーの改善点、本格オープン時の運営イメージ(事務局案)についての報告がありました。後半は、前回ワークショップで提案された「お試し利用企画」の利用者からその結果報告をしていただき、これらの報告を踏まえ、本格オープン時の機能や運営イメージについて、参加者のみなさんと以下のような意見交換を行いました。 
 



【目的】

これまでの支援コーナーの改善点と「お試し利用企画」の結果報告を踏まえ、平成14年度の本格オープン以降の支援コーナーの担うべき機能や運営のイメージについて、より具体的に考えてみよう!

【進め方】
1. はじめに(10分)

 ・本日の目的と進め方
 ・前回の議論を振り返ってみよう


2. 支援コーナーのこれまでの改善点報告(事務局より)(15分)
 ・プリントアウトコーナーの開設他、改善した点の報告
 ・来年度の運営イメージについての考え方


3. お試し利用者からの報告(20分)

 ・各お試し利用企画について「成果」「課題」「提案」の3つの視点から発表

4. グループディスカッション(30分)
 ・担うべき機能・運営の仕方・スタッフのイメージの3つのテーマについて

5. 全体ディスカッション(45分)
 ・グループごとに発表
 ・全体で議論しながらまとめよう

  ●第2回 市民活動支援コーナー検討ワークショップでの議論は…
 

【お試し利用者からの報告】
前回の検討ワークショップ以降、お試し利用企画として行われた9つの企画のうち、8つの企画について、それぞれの利用者から「成果」「課題」「提案」の3つの視点に絞って発表していただきました。活動に必要な機材や活動のPR機能といった、支援コーナーの機能に関わるテーマの他、貸し出しスペースなどをどう調整していくのかといった、支援コーナーの運営に関するテーマが提起されました。

□成果
 ・「パオ」でじゅうたんをしくと雰囲気がよくなる
 ・支援コーナーは照明が明るくIT環境も良好で、講座がやりやすい
 ・夜使える場所が少ないので便利
 ・交通の便がよいので集まりやすい
 ・他のスペースに比べて経済的負担が少なくて済む
□課題
 ・使う際には一度5階に行かないといけないのが面倒
 ・22:00で追い出されてしまう
 ・このスペースで行う企画のPRが課題
 ・支援コーナーの機能をよく知らない人が多い
 ・人が常駐していないため、利用者とのコミュニケーションが十分に取れない
 ・オープンなので、声や音の問題で利用に制限・不都合が発生する場合がある
  例:隣で会議をしている団体の声、印刷機や紙折り機の音など
□提案
 ・利用団体が使用できる専用の棚があるとよい
 ・模造紙を壁に貼り出したい
 ・3階のスケジュール表があるといい
 ・貸し出し手続きは3階で完結してほしい
 ・ミニ図書館をつくったらどうでしょう
 ・月1回ぐらいおしゃべりや交流の場にしてみたら
 ・保守点検日を月1回ぐらいにしてほしい
 ・毎月定期的に借りたいので、回単位ではなく月単位で予約ができないか


【平成14年度の運営のイメージとは…】
次に、4月以降の本格オープンに向けて、どのような機能や運営の方法が具体的に考えられるのか、参加者のみなさんが2つのグループに分かれ、グループディスカッションを行いました。まず、事務局である世田谷文化生活情報センターから、「常駐スタッフの配置」「事務局直営」という次のような4月以降の運営のイメージ案が提示されました。

□常駐スタッフの配置
 ○スタッフの役割イメージ
 ・予約・受付業務
 ・ホームページ作成補佐
 ・市民活動支援事業の補佐
□14年度の管理・運営は世田谷文化生活情報センターが担当
 ・利用者の意見を聞きながら管理・運営
 ・将来的には区民を中心とした自主運営のイメージでこの事務局案を踏まえ、
  グループディスカッションからは、4月以降の支援コーナーの機能や運営について、
  次のような意見や提案が出されました。 特に、予約や受付といった事務作業を
  担当するスタッフの他にも、支援コーナーを「場」として機能させる
  コーディネーター的な役割を果たす「サポーター」が必要なのでは、といった
  意見に多くの賛成がありました。
□担うべき機能
 ・市民に開かれた場でありたい
 ・柔軟な対応ができるようにしたい
 ・コラボレートやコーディネートの場…利用者同士の情報交換ができる
 ・みんなで定期的に交流・議論できる場…交流の日を設けよう
 ・利用団体の資料などを置いておくことができる
□運営のイメージ
 ・ホームページで予約状況を確認できる
 ・将来の自立した運営のためのお金を確保しよう
 ・活動のPRの仕方相談
 ・地域通貨を活用して運営を地域で支えよう
□スタッフのイメージ
 ・市民活動に関心がある人
 ・ITや機材の活用に詳しい人
 ・スタッフには研修が必要…世田谷文化生活情報センターなどについて
 ・役割によって募集を分けるのはどうか(スタッフのやることはそれぞれ違う)
 ・ある程度人は固定した方がいい(5人ぐらい)…ローテーションを組む
 ・常時2人ぐらいほしい…サポーターを募集しよう
 ・地域通貨の活用(パオが使えるとか)…サポーターに払おう
 ・スタッフについてのきちんとしたルールづくり、ローテーションづくりが必要

 

【全体ディスカッションでは…】
最後に、こうしたグループディスカッションでの議論を踏まえ、参加者のみなさん全体で支援コーナーの運営イメージの今後について話し合いました。この支援コーナーの機能を活かすために、常駐スタッフの他にも、このスペースに自主的に関わりたいというサポーターを集めた世話人会のような組織をぜひつくっていこう、といった話題に話が盛り上がりました。

□運営のイメージ
 ・市民活動に意識のある人をスタッフとして雇ってはどうか
  →3年かけて育て、その間に独立運営のしくみを確立しよう
 ・常駐スタッフ…サポーターにもなれる意識の人は1人でも入れたい
 ・実効性のある組織を別に立ち上げることが必要では?
  →やる気のある区民を集め、きちんと議論しよう
  →第3回以降も継続的に検討する会を開こう
  →運営協議会準備会との情報交換を密にしよう
 ・運営組織イメージはみんなで時間をかけて考えたい
□サポーターのイメージ
 ・定期的に相談し合う場を開き、そこに訪れる人がなればいい
  →固定メンバーじゃなく、なるべく流動的になるように
 ・関心ある人が参加できるゆるやかなネットワークがあるといい
  →まちづくりファンド、ぶりっじ世田谷などにも声をかけたい
 ・今後の運営はボランティアなのか?
  →サポーター…エコマネーで支払うことでこのスペースを無料で使える

 

【今回のまとめとして…】
今回の検討ワークショップでは、4月以降の本格オープンに合わせ、どういう人がいるとこの支援コーナーの機能を活かすことができるのか、といった話が主な話題でした。特に、事務局が配置する常駐スタッフの他にも、自主的にこのスペースに関わろうとするサポーターの役割が重要であり、それをうまくまとめていくためには、世話人会のような実質的な運営組織の立ち上げが必要、という話が参加者のみなさんの関心を集めていました。

□今回の検討ワークショップで提案された運営のイメージ
 ○「基礎」部分…予約・受付業務など、支援コーナーの管理・運営に直接関わる業務は、
          世田谷文化生活情報センターの常駐スタッフがおこなう。
 ○「発展」部分…支援コーナーの運営に高い関心を持つ人によって構成される世話人会
         (サポーター)がになっていく。
          →4月以降、事務局といっしょに検討し、立ち上げへ?


前回の検討ワークショップで出ました「実用性のある場」と「交流の生まれる場」という一見相反する課題は、こうしたサポーターの役割や機能次第でうまく共存させることができるのかもしれません。

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